かなテラス共催の男女共同参画セミナーにおける講師・浅野幸子氏の問題発言への抗議を行いました。

かなテラス共催の男女共同参画セミナーにおける講師・浅野幸子氏の問題発言への抗議および苦情のメールを送りました。

男女共同参画セミナーにおける冒頭部分の男性へのジェンダーに基づく差別発言である「男なんてどこでも立ちションできる」発言や徹頭徹尾男性批判のオンパレードであった件・男性の尊厳・人権の配慮への欠如、男性を嘲笑う発言の数々・および一方的な女性視点に関する苦情申し入れ書

                             2026年9月15日

平素より男女共同参画行政にご尽力いただき、ありがとうございます。

先日2022年9月12日、小田原市で開催された防災と男女共同参画に関するセミナー(講師:浅野幸子氏)に関して、女性のプライバシーや生理に関する課題を守ろうとする趣旨自体は理解しました。

https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/municipality/peace/human/danjyo/event/p41804.html

しかし、内容および進行は女性の視点に極端に偏り、男性のプライバシー、尊厳、現場での負担、被災者としての尊厳が軽視ないし損なわれるものでした。男女共同参画の理念に照らして問題があると考え、抗議および苦情を申し入れます。

(1)冒頭から浅野講師から「男なんてどこでも立ちションできる」発言がありました。男性へのジェンダーに基づく重大な差別、人権侵害であり看過できません。

専修大学の非常勤講師という公人の立場として、犯罪の助長に加えて男性の性的プライバシーや尊厳を傷つける発言はどんな文脈であれ看過できません。

仮に女性のプライバシーの緊急性に触れる文脈であったとしても、そもそも男女共同参画という機関として「男なんて」という表現を用いたこと自体が男性に対する男性蔑視に該当します。仮にこれが男女逆だったら許されるでしょうか?

男女共同参画セミナー内で男性講師が「女なんて〜」と発言し笑いが起きるような事が起これば、それは世間から「男性中心のホモソーシャルな空間」「男性による女性蔑視発言」と大炎上することは必至です。差別や蔑視発言において男女で基準が非対称であること自体が重大な「性差別」です。

このような発言が平然と男女共同参画関係者から出てくること自体が、男女共同参画という機関の持つアンコンシャスバイアスそのものであり、同質性、均質性の高さからくる「多様性の欠如」ではないでしょうか。

 (2)男性の視点の欠落

女性専用スペースは取り上げられても、男性の着替え場所や男性専用スペースといった現場の声はほとんど扱われませんでした。

講師ご本人も終盤に男性視点の不足を認められましたが、本編では十分に補正されませんでした。

貴局の避難所チェックリストに「女性専用スペース」があっても「男性専用スペース」がない点も、同じ偏りを固定化しているように見えます。

防災・避難所担当が男性中心であることだけを理由に、男性の視点を除外し、女性の視点だけを一方的に反映する進め方は、男女共同参画に逆行すると感じます。

ただでさえ、東日本大震災の時に、女性には仮設トイレがある一方、男性は「穴を掘っただけの粗末なトイレしかなかった」という男性達の証言や、女性子供は避難所で寝る一方、男性は真冬の外で寝かされた等、男性への配慮が皆無で「避難所では男性には人権がない」というエピソードはSNS上で頻繁に共有されるほど多くの共感を集めています。

そもそも男性たちが直面する困難に関して、「ヒアリング」しているのでしょうか?

女性リーダーの増加や女性視点の活用を掲げる一方で、全体責任、過酷労働、屋外作業は男性に任せ、女性側ではプライバシー・生理・性別役割分担の負担是正だけを求める姿勢は、責任の所在として不均衡です。

(3)被災者・男性避難者の尊厳を損なう発言

東日本大震災に関し、一部避難所で女性には仮設トイレがある一方、男性は穴を掘っただけの粗末なトイレだったという話があります。

それにもかかわらず、セミナー冒頭付近で「男性はその辺で用を足せる」といった趣旨の乱暴な発言があり、避難者の尊厳を守る立場として不適切でした。

「女性は炊き出しや清掃を任されている」は繰り返し強調された一方、「男性は働き詰めで疲弊している」への言及は極わずかで著しい非対称性がありました。

男性の負担として瓦礫撤去、物資運搬、屋外労働による疲弊を資料にも明記してほしかったです。

労働災害関連死の大半が男性であること、原発事故現場作業が男性中心であったことなどが、ジェンダー平等の議論では取り上げられない点も不均衡です。

終盤に「男性がいてはいけないということではない。むしろ男性にいてもらわないと困る」との説明がありましたが、男性を道具のように扱う印象を受け、復興・救命・避難所運営に尽力し、あるいは犠牲となった方々への感謝や敬意が感じられませんでした。

さらに、東日本大震災で「単独で逃げたか/家族等と逃げたか」という調査を紹介し、単独避難が男性に多いとの説明の際、会場で笑いが起きました。

講師から「日中だったので家庭にいるのは女性が多かった」との補足はありましたが、単独か複数かを問わず、被災者を笑いの対象にすることは許されません。被災者の尊厳を守る観点から強く抗議し、関係者からの謝罪を求めます。

(4)質問への切り捨てとチェックリスト偏重

 「男性のプライバシーも守られていない」との指摘に対し、「避難所チェックリストに男女の更衣室の項目があるから心配することはない」と切り捨てる回答がありました。

実際に更衣室がなく困っている男性がいるにもかかわらず、「リストにあるからよい」とする対応は現場を見ていません。

資料(スライド24)では女子生徒の着替え場所がない現場の声が紹介されましたが、男性にも同様の問題があり、避難所によっては男性のみ更衣室がない例もあると聞きます。

にもかかわらず「能登半島地震で女性たちが置かれた状況」と女性に限定したことは、男女共同参画を掲げる場として問題です。

(5)性別による決めつけ

 「職員が男性だと女性は嫌がる」といった表現ではなく、「男性の衛生用品は男性が、女性の衛生用品(生理用品を含む)は女性が配布できるよう配慮する」など、双方への配慮が伝わる表現にしてほしいです。

妊婦が女性職員に相談しやすい場合はあるとしても、「男性職員だとだめ」とする言い方は適切ではありません。

同性対応を望む人も、異性でもよい人もいます。

「男性だから/女性だから」ではなく、「デリケートな問題についてはできるだけ同性の職員が対応できるようにする」といった伝え方に改めるべきです。

避難所の良い点を女性のおかげ、悪い点を男性のせいとするような発言、在宅避難者支援について「女性だったから考案できた」とする指摘は、ジェンダーバイアスそのものです。男性の貢献が「男性だから」と評価されない非対称も残っています。

(6) 影響

これまで防災関連の研修・イベントで、これほど尊厳を傷つけられ、不愉快に感じたことはありません。「尊厳」を強調しつつ、男性の尊厳を平然といたぶる発言は、尽力している職員や困っている避難者にとっても傷つきうるものです。

求める対応

1 本件セミナーの内容・発言・進行について事実確認を行うこと及び、講師による「男なんてどこでも立ちション」発言の確認及び謝罪

2 被災者を笑いの対象にした点について、関係者から謝罪すること。

3 避難所チェックリスト等の国の資料において、女性専用スペースだけでなく、男性のプライバシー・更衣室・専用スペースの必要性も同等に位置づけること。

4 男女共同参画の防災研修において、女性視点だけでなく男性の負担・尊厳・現場の声を必ず含めるよう、自治体・講師向けに留意事項を示すこと。

5 男女共同参画は、一方の性の視点だけを絶対視することではありません。女性の課題を軽視するつもりはありません。しかし男性の人権や尊厳を女性と同列に扱うことは、なにも女性の人権や尊厳を否定するものではありません。

女性のみを強調する発信ではなく「両性への配慮」を主眼においた発信を求めます。

6 本件に関しては小田原市の男女共同参画に留まらず、男女共同参画全体の在り方への問題提起を含みます。男女共同参画として現在の在り方を問い直す契機として頂きたいため、男女共同参画全体への共有を求めます。

上記の内容について、本書面到達後、1週間以内に誠意あるご回答を頂きますようお願いいたします。

以上。

男性解放の会 

cadamen2025@gmail.com

https:/男性解放.jp/

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