日本の大学が男性が海外より多い本当の理由 その二

大学全体の男女比を根拠に『男性が多い』『女性が少ない』と語る議論は多い。しかしその総数だけを見ても実態は見えない。美大や音大、看護や教育など女性比率の高い分野も大学には含まれているからだ。
人数ではなく、『どの分野に男女が集中しているか』である。
日本では高収入や雇用安定と結びつきやすい分野に男性が集中しやすく、その競争圧力が男性に偏っていることこそ議論されるべきだ。
これが欧州で男性の割合が高い分野は必ずしも雇用安定を目的に作られてないというのが大きな違いを生み出してる。
それこそ音大や美大などは日本より欧州のほうがかなり男性が多いことで知られている。ジャズとかのコースは特に男性比率が比較的多いことで知られており必ずしも女性優位が大きく出ているという証拠はない。つまり、理系とか法学部とか医学部だけでものを考えると実際に見えてくる本質は見えてこない。
日本であまり語られないのは、男性に対して「好きなこと」より「安定した職業」を優先する圧力が非常に強いことである。芸術や娯楽的分野に興味を持っていても、将来性や収入の問題から理系や資格系へ進路変更を促される男性は少なくない。これは学校だけでなく、家庭環境や親の価値観とも深く結びついている。
これは音大や美大の女性比率が圧倒的に大きいことがこの格差を物語っている。
実際、保護者調査では母親の方が「安定した仕事」を強く望む傾向が顕著で、男子の親は理系進学を強く推す傾向にある(アイデム調査など)。この家庭レベルの「安定圧力」が、日本型学歴・就職システムをさらに強化している側面は大きい。これは言い訳をしても逃げられないものがある。
https://resemom.jp/article/2019/06/21/51136.html

(masa)
